ねこちゃんの生活(2)

                          フード

      色々なメーカーから色々なキャットフードが発売されており、どのフードを選ぶか迷いますよね。

       まず基本は総合栄養食と表示されている物を選びましょう。日本で販売されているドライフードはほとんど
          が総合栄養食です。

       一般食・間食・副食と表示されている物は、それだけでは栄養が偏る物です。ウェットフードの半分以上が
          これらになります。与える時は、一日の必要カロリーの10%までにしましょう。

       療法食は病気のねこちゃんのためのフードです。獣医師に処方してもらいましょう。 


      ドライフードは1ヵ月でねこちゃんが食べきれる量の物を購入し、最初に1週間分ぐらい取り分け、残りは
          空気を抜いて、冷暗所に保管しましょう。毎回フードが空気に触れるより、酸化しにくくなります。

      ウェットフードはねこちゃん本来の食生活に近く、水分もたくさん摂れるのでお勧めです。総合栄養食と表示
          されている物でしたら、ウェットフードだけでも大丈夫です。

      鰹節・煮干・練り製品・チーズなどの加工食品は、猫用と表示されていてもミネラルが多いので控えましょう。

      尿のPHは食後にアルカリ性に傾くため、尿結石ができやすくなります。だらだら食べはやめましょう。

      フードは必ず量り、1日何回かに分けてあげましょう。食べなくても30分後には片付けてください。

      多頭飼育のお家は、1匹づつそれぞれのフードボールにその子に合ったフードを入れ、別々の場所であげる
          ようにしましょう。「みんな一緒に並んでごはん」って可愛らしいですが、実はねこちゃんにとっては
          ストレスになります。

      フードを変える場合は、最低でも1週間かけて変えましょう。
          最初の日は、今までのフードが9割・新しいフード1割、翌日は8:2、翌々日は7:3という感じです。


                          

      あまり水を飲まず、濃いおしっこをするねこちゃんは、おしっこの病気になりやすいです。そのため、たっぷ
          りと水を飲んでくれるように工夫してあげましょう。

      いつでも新鮮な水が飲めるように、1日2回は水を交換し、何ヶ所かに置いておきましょう。

      水を置く場所は、ねこちゃんがいつもくつろいでいる場所の近く、よく通る場所などがいいと思います。
          人通りの多い場所・猫トイレの近く・騒々しい場所は避けましょう。
          フードボールの横に置く場合は、フードが入らないように気をつけましょう。

      水を入れる容器は、ひげが当たらない大きさで、陶器の物がお勧めです。

      蛇口から直接飲みたいねこちゃんには、ウォーターファウンテンを利用するのもいいと思います。

      ねこちゃんの好みによって、夏はちょっと冷たい水、冬は温かめの水にしてあげてもいいでしょう。

      ミネラルウォーターは、硬度が高いとミネラルが多くなり、尿結石の原因になるので控えましょう。