ノミ・マダニの予防

            なんのために、ノミ・マダニ予防をするの?」

               ノミ・マダニがついてしまうと、とってもかゆいだけでなく、重大な病気になる事もあります。
                ノミ・・・ノミアレルギー性皮膚炎・瓜実条虫など
                マダニ・・・犬バベシア症(命にかかわる病気です)・貧血・皮膚炎など

               人に被害をもたらす事もあります。
                ノミ・・・ノミ刺咬症・猫ひっかき病など
                マダニ・・・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)・日本紅班熱など

            
「家の子はノミ・マダニなんてついた事がないけど・・・」

               ノミはずっと体についているわけではありません。
               ほとんどのノミは卵・幼虫・さなぎなどの状態で周囲に隠れています。

               完全室内飼育のねこちゃんにもノミがついてしまうケースもあります。
                人や同居のわんちゃんがノミを持ち帰ってしまうのです。
                スニーカーなどの土は外でしっかりと落としてから、家に入りましょう。
                野良猫ちゃんを抱いたりしないようにしましょう。

               マダニは山だけでなく、公園や河原などの草むらにいます。

            
「どんなお薬があるの?」

               首筋につけるスポットタイプとおやつのように食べるタイプがあります。
               ノミだけでなくマダニも予防できる物・フィラリアも一緒に予防できる物など色々です。

               お家のわんちゃん・ねこちゃんに合った物を選んであげましょう。

            
「予防はいつからすればいいの?」

               当院の地域では、3月末から11月初めぐらいが予防期間です。
               室内にノミが入ってしまった場合は、真冬でも必要です。

            
「ホームセンターで売っている物の方が安いので、それでいいと思うけど・・・」

               ホームセンターなどで売る事ができるものは、動物用医薬部外品です。
               効果が低いので、つけていてもノミがついてしまうケースもあります。
               そうなってしまったら、ノミがいてもその薬が切れるまで、ちゃんとしたお薬を処方できず、
                しばらく我慢してもらう場合もあります。